レシピ

Recipe

レシピ

Itakarae
Uut 〜とうもろこしパウダー食べ物にまつわるストーリー〜

材料

ltakrae Uut とうもろこし(メインの食材)

Masin 

道具

Lesu 伝統的な木の粉砕器

Alu レスの中のとうもろこしをパウダー状にするため使用する長い木の棒

Babu’u 伝統的な椰子の葉で編んだ大型のかご

Tasu フライパン

Ha’i お皿

Nuruwakin 木とココナッツの硬い殻で作られる伝統的な柄の長いスプーン

lturan-hatin 伝統的なかまど

Ai-rarotun 

手順

1、Rili no tau ku’ak itakrae nulin namagetun lalalan.

  良質な乾燥とうもろこしを選ぶ

2、Ruga itakrai musan namagetun doi ni nulin-isin no rasai rese nehe gamain taiak.

  とうもろこしを軸から外し悪い種は取リ除く

3、Hase itakrae musan namagetun runa moras.

  選んだとうもろこしを綺麗になるまで洗う

4、Suri runa namagetun.

  数分置いて乾かす

5、Rili ai-namagetun roko rodi sena ltakrae.

  十分な量の薪を集める

6、Guut ai-namagetun roko rodi sena ltakrae.

  調理のための火を用意する

7、Tau tasu la’a mia ituran-hatin no suri runa banas tikili’ik.

  用意した焚き火にフライパンをかける

8、Wakar ltakrae musan namagetun mamoras la’a tasu ralan.

  フライパンにとうもろこしをいれ少量の塩を加える

9、Sena ltakrae musan rodi nuruwakin nahit namadahan lalalan. Tebaluri suri runa nogan.

  とうもろこしに火が通るまで、必要な時間だけ炒める ※焼き過ぎ注意

10、Wainhira namadahan ba, rasai itakrae doi  tasu no tau mia lesu.

  火が通ったらとうもろこしを取り出しレス(粉砕器)に入れる

11、Hai ltakrae musan namadahan rodi alu nahit rahun lalalan.

  アル(粉砕する木製の長い棒)でとうもろこしを粉砕し、適度な粉末になるまで必要な時間だけ繰り返す

12、Rasai ltakrae Uut rodi lesu ralan.

  粉砕が完了したらとうもろこしパウダーを取り出す

13、Nikit ltakrae Uut rodi babu’u.

  椰子の葉で編んだかごを使って粉を濾過する。この技法はコミュニティーの言葉であるガロレン語でニキットと呼ばれる

14、Tau hali ltakrae Uut nehe gamain teke nahuk rahun lalan la’a mia lesu rodi hai nahatik nahit rahun lalan.

  十分砕けていなかったとうもろこしは1 の粉砕器に戻し、適度な粉状になるまで粉砕を繰り返す

15、Wainhira ltakrae Uut rahun lalan ba, rasai no tau mia ukarak no here hali la’a mia ha’i roko rodi ra’an. Baluri ra’an ltakrae Uut no waniwen, masi-minak, susuwen, utan-lale’en sasena r~hun 、mu’u n~madahan· taik no hali leim usan sasena wo lalan robo.

  出来上がったら粉末になったとうもろこしを取り出し、お皿に盛り付け好みの味を加えて召し上がれ

 

とうもろこしの粉は、蜂蜜、砂糖、新鮮な牛乳、ピーナッツの粉を炒ったもの、熟したバナナ、カボチャの種を炒ったものなど、好みに合わせて、あるいはお家にあるものなどを混ぜて食べることができます!

ここに共有されている一つ一つのストーリーは、「(先住民である)自分自身のこれまでの歩みや取り組みを、個人的な喜びや葛藤も含めて伝えることで、この地球上のどこかで同じ様な壁に直面している仲間を励ますことができれば」「これから自分のコミュニティでも何かを始めたいと思っている人が、勇気をもって一歩前に進むきっかけになれば」という願いのもと、公開されています。

一方、先住民が大切に守り培ってきた文化や資源の盗用や、商業化による搾取の歴史は現代もなお続いています。そして、それは人々の無意識の内に起こっていることも多分にあります。ここに掲載されているストーリーや、登場する人や物・文化について、何かご活用をお考えの方は、無断で使用することなく、本人または事務局に一声かけ確認を取るなど、互いに敬意を払い、気持ちの良い関係を育んでくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

国籍や民族、分野の垣根を超えて、よりよい社会づくりのために課題解決のために取り組む仲間として、情報交換をし、励ましあいながら、手を取り合って一緒に進んでいけることを願っています。
ご一読いただき、ありがとうございます。